IBCタンクとは？
IBCタンクの全般的な製品紹介です。
IBCタンクとは何か
「Intermediate Bulk Container」の略で、規格化されて移動や積載が容易なように製作された容器のことを指します。IBCタンクは固体および液体の危険物を輸送・運搬するのに適しています。高圧ガスの輸送・運搬には適していません。フォークリフトでの積み下ろしが可能で、多段積みができ、使用量と残量の測定が容易です。再利用できる利点もあります。
輸出用容器の表示の見方
輸出用容器に表示されるUNマークおよびその他の表示文字の意味です。
1. 国連包装記号
2. 材料および構造
3. 承認包装等級
4. 製造月-日-年
5. 製造国
6. 製造工場コード
7. 認証機関
8. 重ね積み試験荷重(kg)
9. 最大許容総質量(kg)
10. 20°Cでの容量(L)
11. 本体重量(kg)
12. 試験圧力
IBCタンクならではの利点
01
積載スペースの活用性を最大化
同じ面積を使用する場合、IBCタンクはドラム4,000L使用時に2,400L積載可能なため、IBCタンクを利用します。
02
充填と排出時の作業利便性
ドラム200Lを5本排出する時間が90分かかるのに対し、IBCタンクは1,000Lの排出がわずか15分です。
03
最大の輸送費削減効果
ドラムで16,000Lを運ぶには80本を積載しなければなりませんが、IBCタンクなら18本で18,000Lを積載可能です。
04
効率的な運搬が可能
ドラムはパレットの上にラッピングが必要ですが、IBCタンクはラッピング不要という利点があります。
製品性能テスト
振動試験
IBCに最大容量の98%まで水を入れ、ベンチ中央に配置。漏れや破裂がなく、構造部品の損傷や故障がなければ適格とみなす。
下部持ち上げ試験
水（1,000L）を入れ、最大許容総質量の125倍まで補充剤を追加。内容物の漏れがなく、安全な輸送に影響を与える永久変形がなければ適格。
重ね積み試験
平坦な地面に置き、輸送中に重ね積みを行い、漏れがなく、内容物および下部パレットを含む中間バルクコンテナに変形がなければ適格。
気密試験
通気口を閉じ、コンプレッサーで容器を20kPaに加圧し、表面に石鹸水をかけて10分間保持。表面に泡が発生しなければ適格。
水圧試験
減圧装置を閉じ、容器に水を入れ、圧力計を圧力ポンプに接続して容器を100kPaで10分間保持。漏れや変形がなければ適格。
落下試験
IBCに容量の98%を入れ、不凍液を加えた後、-18°Cで低温処理し、1.9mの高さから落下。落下衝撃後に内容物が漏れなければ適格。
